100人お米作りプロジェクト
手で植え、手で刈り、手で結ぶ 。手を動かすたび、学びが残る。
100人お米づくりプロジェクトは、田起こしから脱穀まで――お米ができるまでを、ひとの手で五つの体験で学ぶプロジェクトです。
ここで育つのは、お米だけではありません。
苗を手で植える緊張、泥のやわらかさ、夏の案山子(かかし)作りのわくわく、秋の稲穂の重み。
藁の香りまで、手仕事のすべてが記憶になる。
子どもは“いただきます”の意味を体で知り、大人は食卓の向こう側にいる人と風景を思い出す。
この場には、参加者だけでなく、農家さん、地域の方々、学校、企業、ボランティアなど、たくさんの手が重なっています。収穫はあなたの食卓へ、気づきやつながりは次の人や次の季節へひろがる。
つくる・味わう・ひろがる。その循環を大切に続けていきます。
宝塚自然の家とにしたに里山ラボ
宝塚自然の家は、宝塚市北部・西谷の里山にある、体験と学びの拠点です。
自然のフィールドを舞台に、子どもから大人までが季節の手しごとや地域のくらしにふれたり、
生きもの観察などの自然体験を楽しめる機会を提供しています。
この施設の運営を担っているのが、一般社団法人 宝塚にしたに里山ラボです。
私たちは、地域の方や学校、企業のみなさんと協力しながら、西谷の資源や暮らしの知恵を、次の世代へつないでいく取り組みを続けています。
西谷という土台―お米が育つ里
宝塚市の北に広がる里山・西谷(にしたに)。市域の約半分以上を占め、市内耕地のおよそ4分の3がここにあります。昔から米づくりが暮らしの柱で、昼夜の寒暖差と清らかな水が、炊き上がり“ふっくら”、自然な甘みのお米を育ててきました。
あなたの今日の一膳は、この土地の気候と水、人の手が重ねてきた季節の営みの先にあります。西谷の風景と時間を、どうぞ味わってください。




